担当者名:特定非営利活動法人SEAN(シーン)
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遠矢 家永子 
副理事長・事務局長
高槻市市民公益活動サポートセンター管理運営委員会委員長
(社福)大阪ボランティア協会評議員
育ちを通して出会う多様な「ジェンダー観」
「ジェンダー」という言葉は、生物学的なからだや機能の違いではなく、
「社会的・あるいは文化的につくられる性のありよう」だと言われている。

「性差」「性別」を、どうとらえるかという概念である。

その時代・その地域で、多数派があるいは強者が
「性差」をどうとらえているかということを指して、「ジェンダー」だと言う。

しかし、そもそも社会は、個人の集まりによって形成されているわけで、
概念自体が多様化しており、
「一人ひとり異なったジェンダー観をもっており、
その概念をどれも否定できない」と考える方が健全である。

多数者の意見が「権力」を持ち、「そう考えるべきだ」となり、
一人ひとりの考えに介入すれば、それは暴力だ。

何を持って「男らしい」「女らしい」と考えるか、
あるいはそんなものは存在しないと考えるかなど、
思想信条の自由は保障されるべきである。

ましてや、どうとらえるかだけではなく、
生き方や行動まで規制するなどもってのほかだ。

からだと機能の違いさえも、明確に二分化ができないと
言われ始めている。

「人権」とは、生命の維持・自由(自己決定権)・幸福追求が保障されること。

多数派の考えを「社会」と位置づけるのではなく、
多様化した個人の集合体を「社会」とみなしたい。

しかし、育ちの中で、綿々と受け継がれるジェンダー概念は
再生産されていく。
その概念を着込まないと、仲間外れにされたり、
恥ずかしかったり、怒られたりするし、
その概念どおりに行動すれば褒められたり、
尊敬されたり、誇らしかったりするからだ。

子ども期には、あるがままの姿が肯定され、自ら生き方を選びとっていく力、
すなわちアイデンティティを主体的に築き上げることが大事である。

そんな子ども期を過ごすには、周辺の大人たちによる
サポートや教育が不可欠だ。
大人が、まず子どもたちのロールモデルとなれるよう、
多様性について学び、尊重し合う力を身につけていく
必要があるのだと思う。
2010-09-29 10:25 | 記事へ | ジェンダーの視点 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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