「表現の自由」と「表現の暴力規制」
東京都青少年健全育成条例改正案は否決された。
「表現の自由」への権力規制とみる声が大きいからだ。
「表現の自由」とはなんだろう。
2008年に「マンガ・雑誌の『性』情報と子どもたち」
という報告書を発行した。
当時、その報告書を発行するために、
阪急高槻市駅前にある書店で、
アダルト系のマンガ雑誌を数冊購入した。
その本屋は今はつぶれて存在しないのだが、
アダルト系のマンガ誌が各種取り揃えられており、
一般書との隔たりがあまりなく簡単に
誰でも購入できるようになっていた。
その本屋はつぶれてしまったが、インターネットでは
検索すれば、誰でも購入できるのが現状である。
このブログを読んでいるみなさんも、
一度検索して欲しい。
幾つか購入し調べてみて、未成年者と思われるキャラクターが
強姦され恥辱されているアダルトマンガやゲームの多さに
愕然とした。
直視できないものばかりである。
インターネット上のその内容に関する書き込みも、
人間の尊厳を踏みにじる内容(特に、女性を人間とみなさない
女性蔑視の表現)が羅列されている。
主に少女達がその対象ではあるが、
トランスジェンダーだと思われる
(下半身の外性器は男性で、上半身と顔は少女)
人物像が強姦されている描写などもある。
主なストーリーは、強姦されても、いつの間にか
被害者が快楽と感じ、強姦を懇願するようになるという
類のものだ。
これらの描写が、アダルトコーナーにあるのだからと
許され、書店に並んでいること自体に嫌悪感を持つ。
何が許されて、何が許されないかといった
線引きはとても難しい。
それを、権力を持つ者が判断できるようになることは、
ある意味とても危険なことかもしれない。
けれど、単純に考えると警察だってその類だ。
もし、都が「表現の自由」を規制する権力を
持つ可能性があることを危惧するなら、
そこを抑制する条文を付け加えればいい。
人権の尊重を主張する側までもが、今回の条例改正案に
反対する運動を展開している。
人権尊重を主張するなら、子どもを性奴隷として扱う
アニメやコミックの現状についてしっかり把握し、
国外からも非難されているその恥ずべき現状への
対策についても具体案を言及して欲しいと願う。 |
2010-06-19 11:10 |
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ジェンダーの視点 |
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―支配・自傷・フェティシズム
http://www.lifestudies.org/jp/porn.html
男の側から、冷静に自分の内面を考察しています。
ポルノを見る側にも、いろいろとやむにやまれぬ都合があるようです。
こういう面からのアプローチも面白いかもしれませんね。
HP読みました。
「女」である私のセクシュアリティや、
夫のセクシュアリティを見る限り、
「男」「女」ではなく、やはり一人ひとりが
違うのだと再度確認いたしました。
「性」に対する欲求は、親子間の、
特に母との関係が大きく影響していると
私も肌で感じています。
うまく立証はできないのですが。。。
これは、女子中高生にも読まれています。
当然、ストーリーによっては「男性への性暴力」表現もありますから。
そのためもあってか、東京都の条例改正反対のために集めた署名は、半分以上が女性だったそうです。
あと、個人的にはこの問題、性マイノリティーへの影響が心配です。
たとえば同性愛は、現在ではひとつの形として認められていますが、ペドフィリアはどうなるのでしょうか。
同性愛ならその思いが成就する可能性がありますが、ペドフィリアの場合は、その可能性がゼロの分だけ、辛いものになっています。
自分はジェンダーとは別ジャンルで相談を受けるのですが、正直、記事にあるのよう作品群がなくなってしまったら、どうすればよいのかというのは、あります。中高生で、そのような自分の気質で悩んでいる人もいました。
自分が実地に見る限り、そのようなアダルト作品は、さまざまなマイノリティな性嗜好を持つ人の「救い」となってる面が否定できません。
このような事例を見ていると、「フィクションを含めた性暴力作品の禁止」は、性マイノリティの存在自体を許さない気運を作ることになり、新たな差別を生み出さないかと心配しています。
事例を調べたところ、性暴力表現自体を禁止したカナダでは、現に軋みが起きているようです。
ですので個人的には、対策は「見ない自由の保障」「見ない権利の確保」そして「目に入れる情報を制御する情報リテラシ能力」だと考えています。
実は自分も中学時代に、エロマンガを見るまでは、悩んでました。「暴力的で下劣な妄想をしてしまう自分は、精神異常なのではないか」と。
当時は真面目な優等生で通っていただけに(笑)